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結婚相談所では双方で「会ってみたいな」と思った人と面談することを「お見合い」といいます。オンラインではなく、実際に1対1で会うリアルな面談になります。
このお見合いを成功させることができれば、成婚に大きく一歩近づくことができます。
お見合いを成功させるためには、お見合いまでの流れを把握しながら、念入りな準備をしておくことが大切です。
お見合いまでの流れや成功させるためのポイント、お見合いがなかなかセッティングできない原因などを紹介していきましょう。

そもそも結婚相談所での「お見合い」とは

「お見合い」というと、誰かの仲人によってお相手を紹介されるイメージでしょうか。お互いの両親が同じテーブルに着き、会食をしたあと「お二人で」というイメージを持つ人も多いことでしょう。
しかし結婚相談所のお見合いは、少し違っています。結婚相談所のお見合いは「ファーストコンタクト」とも呼ばれるように、最初のリアル面談です。
検索で「いいな」と思った人にお見合いを申し込み、OKがもらえたら成立します。もちろんその逆もあります。
お見合いというと堅苦しい感じがしますが、結婚相談所のお見合いは、静かな場所でお茶を飲みながら1~1時間半ほど会話をする程度の気軽なものとなります。
プロフィールだけではわからないお互いの人柄や相性などを確認するためには、お見合いは非常に重要なステージだといえます。
結婚相談所でのお見合いまでの流れ

お見合いまでの流れをつかんでおくと、いざお見合い相手が見つかったときに慌てなくてすみます。心の準備をしておきましょう。
①プロフィールの作成
結婚相談所では、最初にする作業がプロフィール作成です。これは名刺のようなもので、多くの異性の会員に自分の存在を知ってもらうために非常に重要な役割をします。
そのため、プロフィールは丁寧に、誠意をもって作らなくてはなりません。
いい加減に作ってしまうと、検索でスルーされてしまったり、実際にお見合いをして「実際とあまりにも違う」と思われてしまったりして、よいことは何もありません。
②「お見合いをしてみたい」と思う人にアプローチする(される)
お見合いを申し込んだり、申し込まれたら「OK」か「お断り」の意思を相手に伝えなくてはなりません。結婚相談所によってはシステム上で答える、コーディネーターに伝えるなどがあります。
③お見合いの日程と場所を調節
双方が「OK」なら、お見合いの日程調整を行います。お見合いの日程や場所に関しては、結婚相談所のコーディネーターがセッティングする場合もあります。
④お見合い
いよいよお見合いです。当日は1対1で会うのが一般的です。結婚相談所の中には仲人が付き添ってお見合いするところもあります。
お見合いは、お茶を飲みながら1時間程度お話をすることになります。
⑤結果を結婚相談所に報告する
お見合いが終わったら「OK」か「お断り」かの連絡を担当コーディネーターに伝えます。
この段階では、双方の連絡先は知らされておらず、意思を直接伝えることはできません。
意思を伝えるときには、できるだけ早いほうがよいでしょう。できれば当日、遅くとも翌日までには返事をするようにしましょう。
⑥次のステップ「デート」へ
お見合いで双方が「OK」となったら、次のデートになります。このデートは結婚相談所特有のステップで「仮交際」と呼ばれています。いわゆる恋人ではなく「お友達期間」です。このとき、複数の異性と交際することが可能となります。
結婚相談所では、複数のお相手からより理想に近い結婚相手を選ぶ仕組みとなっています。「二股をかけているようで何だか後ろめたい」と思う人もいるようですが、お相手も当然同時進行しているかもしれません。割り切ってしまいましょう。
仮交際の段階で初めてお互いの連絡先を教えてもらえます。お見合いをOKしてもらった方から連絡すると自然ですね。
また、連絡するときの第一声は、「OK」してくれたことへの感謝の気持ちを伝えると好感を持たれるのではないでしょうか。
お見合いでのマナーを覚えておこう

お見合いは、ファーストコンタクトとして第一印象が非常に重要になります。マナーは、相手に対して不快な思いをさせないための配慮です。しっかり覚えておきましょう。
服装のマナー
お見合いの服装に対して、男女ともに迷う人も多いでしょう。服装は第一印象に大きく影響するものです。
男性は「清潔感」と「爽やかさ」がポイントになります。基本的にはスーツかジャケットを軽く羽織るイメージです。
注意したいのがサイズ感です。ピチピチやブカブカなどサイズがあっていないと「野暮ったい」「だらしがない」「身だしなみに気を使わない人」などマイナスイメージを持たれてしまいます。もちろんシワだらけのスーツは論外です。
女性は「清潔感」と「女性らしさ」がポイントになります。普段からパンツを愛用している人も、お見合いではワンピースやスカートにしましょう。
もちろん露出度の高い洋服やバッチリメイクで女性らしさを表現することはできますが、お見合いの席ではお勧めできません。「軽そうな女性」「派手そう」などの印象を持たれてしまいます。
さらに、上から下までブランド品で固めるのもNGです。「お金がかかりそうな女性」と思われてしまうかもしれません。
待ち合わせのマナー
待ち合わせの場所は、できるだけ予約できるお店にしましょう。予約名を相手と共有しておき、予約した人が先に到着しているほうが理想的です。
待ち合わせ場所はある程度周囲との距離間があり、ゆっくりとお話ができる場所、ホテルのラウンジやカフェがおすすめです。
待ち合わせの時間は厳守。遅くとも5分前には到着していることです。交通機関のトラブルなどで遅刻しそうなときには、コーディネーターに連絡して、相手に伝えてもらいます。
所要時間のマナー
お見合いの所要時間は1時間~1時間半がちょうどよいでしょう。短すぎると「断られるな」という印象をお互いに持つことになります。また、長すぎても疲れてしまいます。
もちろん意気投合してお互いに「もっと相手のことを知りたい」と思うケースもあります。その場合には次の仮交際があるので、次のステップに残しておきましょう。
お見合いは、食事ではなくお茶にとどめておきます。なぜなら初対面の人といきなり食事をするのは、かなり気を遣わなくてはなりません。気を遣うあまり、会話に集中できない恐れもあります。
お茶程度のほうが会話に集中できますし、1時間~1時間半程度の時間内で終わることもできます。
会話のマナー
お見合いでの会話は、お互いのプロフィールをベースにして話しを広げていくのが基本です。そのためには、きちんとプロフィールに目を通し、会話が盛り上がるようなネタを仕入れておくことが大切です。
趣味や今ハマっていること、好きな食べ物や休日の過ごし方などは会話も弾みやすい内容といえます。
注意したいのは、会話を盛り上げようとして自分のことばかり話をすることです。また、相手の話を否定することも避けましょう。
基本的に「聞き上手」を意識すると相手は「自分のことに興味を持ってくれている」と思ってうれしくなるものです。
会話の中では、政治や宗教の話はNGです。また相手の婚活状況など踏み込んだ内容を聞くこともマナー違反となります。
お会計のマナー
お見合いも無事終わって、いざ会計となると「困ったな」と思う人も多いでしょう。一般的には、男性が支払うことが多いようです。その場合でも、女性は当たり前といった態度はよくありません。自分も支払う意思があることを示しましょう。
「割り勘で」という考え方もありますが、この場合どちらかが支払う法がスマートです。支払ってもらったら「ごちそうさまでした」とひと言お礼を伝えます。
なかなかお見合いがセッティングできない原因とは

せっかくパートナーを探しに結婚相談所に入会したのに、なかなかお見合いまでには至らない。そのような人も実際には大勢います。必ず原因があるので、見直してみましょう。
自分からのお見合い申込数が少ない
「もっと理想に近い人がいるはず」などと相手に求めるものが多いため、自分から積極的にお見合いの申し込みができないという人もいます。
これだけは譲れないという条件をひとつだけ書き出し、妥協できる点は優先順位をつけてみましょう。
たとえば年齢の条件を2~3歳程度広げてみる、年収も少し下げてみるなどです。出会いがなければ、婚活はできません。また、会ってみなければ相手との相性もわかりませんね。
スペックの高い人気のある会員は別として、一般的にお見合いを10~15人程度に申し込んで、成立するのは1件程度だといわれています。
まずは自分から積極的にお見合いを申し込むことが大切です。
お見合いを申し込んでも断られてしまう
お見合いを申し込んでも、相手から断られ続けてしまう。相手はお見合いを申し込まれたと同時に、あなたのプロフィールを詳しくチェックします。そして「自分にはマッチしそうもない」と判断されてしまいます。
その原因は、あなたのプロフィールにあるのかもしれません。プロフィールの中でも重要なのが写真です。「会ってみたい」と思えるような写真になっているでしょうか。自撮りの写真では、相手に「この人は婚活に真剣ではない」と判断されるかもしれません。
また髪型や服装、表情などもチェックしてみてください。好感が持てるような清潔感、親しみやすさ、明るさが出ている写真でしょうか。かといって、極端な加工を施した画像は「詐欺写真」ではないかと思われてしまいます。
写真だけではありません。プロフィール内容もチェックが必要です。異性に興味を持ってもらえるような内容ですか?面倒だからと2~3行で簡単に済ませていませんか?
ライバル達は、お見合いで選んでもらえるように、自分の魅力をしっかりと伝えているはずです。自分で自分の魅力がわからないという人は、結婚相談所のアドバイザーに相談してみましょう。
結婚相談所で婚活をしている人は、プロフィールにも手を抜きません。たくさんのライバルの中から自分を選んでもらえるように努力しているのです。
お見合い料金が気になって、厳選してしまう
結婚相談所の中には、お見合い料がかかるところもあります。お見合いするたびに5,000円かかるとして、5回お見合すれば25,000円かかるということです。
お見合い料金を無駄にしたくなくて、ついついお見合いの相手を厳選してしまうという心理が働いてしまうのでしょう。
発想の転換が必要です。「5,000円で自分に興味を持ってくれた人と会える」と思えば安いものではないでしょうか。たとえば、合コンで5,000円払っても自分に興味のある人と出会えるとは限りません。
それでもお見合い料金が気になるという人は、お見合い料金「0円」という結婚相談所もあります。乗り換えを検討してもいいかもしれませんね。

お見合いを成功させるポイントとは

プロフィールでお互いに興味を持ったらお見合いとなります。初めてのお見合いで「結婚」を決める人はいません。
まずは「よさそうな人」「また会ってお話がしたい」と相手に思ってもらうことが大切です。次につなげるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
笑顔を大切に
見知らぬ異性と初めて会うのですから、緊張するのは当たり前です。しかし、緊張でこわばった顔よりも笑顔のほうが相手もリラックスできるはず。好感を持ってもらえるでしょう。
笑顔で「〇〇です。今日はよろしくお願いします」と挨拶しましょう。ファーストインプレッションは間違いなくポイントアップになります。
別れる時にも「今日は〇〇さんと楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。」と笑顔を忘れずに。
聞き上手に
自分のことばかり話をする人は、敬遠されます。むしろ質問を投げかけたり、相手の言葉にうなづいて聞いてくれる人に好感を持ちます。
「自分のことに興味を持ってくれている」「共感してくれている」と感じるからです。
ポジティブな話題を心掛ける
お見合いでは、仕事の話題になることも多いでしょう。仕事や人間関係の愚痴などネガティブ話題はできるだけ避けましょう。
ネガティブな話題になると、どうしてもその場が暗くなってしまいます。そうなると「この人と会っていても楽しくない」という印象が強くなってしまいますね。
お見合いのときには、できるだけ前向きなポジティブな話題を選ぶようにしましょう。
あまり踏み込んだ話題は避ける
お見合いでは、あまり踏み込んだ話題は避けたほうがよいでしょう。結婚相手との価値観は大切ですが、お見合い段階ではNGです。
「何人くらいとお見合いをしているのか」「貯金はどれくらいあるのか」などは、見定められているようで、相手はあまり良い気分にならないでしょう。
お見合いから仮交際、真剣交際とデートを重ねてお互いに結婚相手として意識し始めたら、踏み込んだ話もOKです。
まとめ
お見合いは結婚への第一歩です。お見合いで断られ続けると、婚活自体のモチベーションが下がってしまうので、成功に向けて努力することが重要です。
この記事で紹介した内容1つひとつ小さなことですが、お見合いを成功させるためには、大切にしたいことばかりです。少しの心がけや思いやりが素敵な出会いにつながるかもしれません。
お見合いに失敗ばかりしているという人は、結婚相談所のコーディネーターに相談してみましょう。婚活のプロですから、適切なアドバイスがもらえます。

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